出産を控えるパパやママにとって「赤ちゃんが無事に生まれてくれるか」は一番の願いですよね。
しかし、予定日より早く生まれる「早産」や、低体重での誕生によって 新生児センターへの入院となることもあります。
私の息子も出生時に体重が少なく、数日間GCU(新生児治療回復室)に入院しました。
「新生児センターってどんな場所?」「赤ちゃんは大丈夫なの?」と不安でいっぱいだった私が、実際に体験してわかったことをまとめます。
この記事は、
- 早産や低体重で不安を感じている方
- 新生児センターやGCUを知らない方
- 赤ちゃんの入院に戸惑っている方
に向けて書いています。少しでも安心してもらえれば幸いです。
新生児センターとは?
新生児センターは、生まれて間もない赤ちゃんのために特別な医療を行う病棟です。
大きく分けて次の2つがあります。
- NICU(新生児集中治療室)
→ 重症度の高い赤ちゃんに集中的な治療を行う場所 - GCU(新生児治療回復室)
→ 病状が安定してきた赤ちゃんや、低体重のため経過観察が必要な赤ちゃんが入る場所

私の息子は、呼吸などは安定していましたが、出生時の体重が2,316gとやや小さめだったため、GCUに入院することになりました。

早産や低体重で入院を勧められる理由
「どうして入院が必要なの?」と最初は不安に思いました。
新生児センターで入院が必要になる主な理由は以下の通りです。
- 出生体重が2,500g未満
- 体温の維持が難しい
- 哺乳量が安定しない
- 呼吸状態や心拍数に注意が必要
息子の場合、退院の基準は「体重が2,300gを2回以上超えること」と説明を受けました。
一時的に体重が減ったときは本当に心配しましたが、徐々に増えていく様子を見て、ほっと胸をなで下ろしました。

新生児センターでの面会ルール
初めて新生児センターに入ったとき、透明な保育器に入った小さな息子を見て涙が出そうになりました。
息子の場合、開放型保育器でしたが、出生後しばらく会えていなかったので、とりあえず一安心でした。

面会にはいくつかルールがあります。
- 面会できるのは両親のみ
- 入室時はインターホンで名前を伝える
- 肘までの手洗いと消毒を徹底
- 面会時間は決められており、長くは滞在できない
抱っこできる時間は限られていましたが、短い時間でも声をかけたり触れたりすることが大切だと感じました。
スタッフのサポートで安心できたこと
新生児センターの医師や看護師さんの存在は本当に心強いものでした。
- 赤ちゃんの体重や体調を毎回丁寧に説明してくれる
- 不安や疑問に一つひとつ答えてくれる
- おむつ替えや抱っこの練習もサポートしてくれる
最初は「怖い場所」「不安な場所」と感じていた新生児センターも、実際には赤ちゃんと家族を支える安心の場所だとわかりました。
退院までの流れ
入院期間は約5日間。
最初は不安でいっぱいでしたが、日ごとに体重が増え、退院基準をクリアして無事に自宅へ戻ることができました。
退院の日に抱っこした息子の重みは、今も忘れられません。
とても小さくてかわいいんです。

新生児センターに赤ちゃんが入院したとき親ができること
入院中、親としてできることは限られています。
でも、私は以下のことが役立ったと感じています。
- スタッフに遠慮せず質問する!(不安は言葉にして解消)
- 面会のときに赤ちゃんへ積極的に声をかける
- 家では自分の体調を整え、退院後に備える
親にできることは少ないように見えますが、赤ちゃんはちゃんと親の声や気配を感じています。
まとめ
新生児センター(GCU)への入院は、親にとって大きな不安要素です。
私自身も「この子は大丈夫だろうか」と胸が苦しくなる日がありました。
しかし、経験を通してわかったのは、
- 新生児センターは赤ちゃんを守る安心の場所
- スタッフは家族の不安にも寄り添ってくれる存在
- 赤ちゃんは小さくても確実に成長している
ということです。
もしこれから新生児センターへの入院を勧められ、不安でいっぱいになっている方がいたら、どうか一人で抱え込まずにスタッフに相談してください。
そして、短い面会の時間でも愛情をしっかり伝えてあげてください。
きっとその想いは、赤ちゃんに届いています。
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