「育休を1年も取るのは長すぎるのでは?」
そう考える男性は少なくありません。
私自身、30歳で育休をスタートし、現在も1年間の育児休業を取得中です。この記事では、なぜ長期育休を選んだのか、準備で大変だったこと、そして実際に過ごしてみて感じているメリットや課題をまとめています。
同じように「育休を取りたいけど不安…」と考えている男性の参考になれば幸いです。
1年間の育休を選んだ理由
私が1年という長期を選んだ理由は3つあります。
- 子どもの成長を間近で見守りたい
- 妻と一緒に育児・家事を協力して進めたい
- 将来「もっと一緒に過ごせばよかった」と後悔したくない
特に3つ目が大きな決断の後押しになりました。
過ぎてしまったことは後悔しても決して戻ってくることはありません。
出来るだけ多くの時間を一緒に過ごしたいと考えました。

会社への相談と育休準備
上司への伝え方
男性の長期育休はまだ珍しいため、職場での理解を得ることが大切です。
私は「家庭を優先したい」という気持ちを率直に伝え、6か月前には相談しました。
後ほど話しますが、引継ぎ方法についても具体的に説明しました。
私もそうですが、伝える時期については、ちょうど出産予定日も分かり、育休開始月を想定しやすい時期ですので、半年前を意識すると良いと思います。
育休は国の制度であり、最終決定は上司ではありません。
が、周囲の理解を得ることでお互いに気持ちよく育休に入ることが出来ます。

引き継ぎで工夫したこと
- 半年前から業務の棚卸し
- 引き継ぎマニュアルを作成
- チーム内で担当を分担
会社の中でもDX化が推進されていましたので、引継ぎ資料作成に合わせて、業務の効率化を行いました。
また、派遣さんを一人入れるとのことでしたので、派遣さんでできること、社員じゃないとできないことの整理も行いました。
育休を取得することで、周囲の方々の反応がいまいちなのは、その人たちに不利益が生じるからだと思います。
少しでも負担にならないよう準備を行い、「安心して休める環境づくり」を意識することが、信頼につながります。

育休前にやっておいてよかったこと
- 育休給付金の確認
→ 収入がどの程度確保できるのかを事前にシミュレーション。
制度の詳細は↓
厚生労働省「育児休業給付」を参考にしました。 - 家事・育児の役割分担を夫婦で話し合う
→ 夜泣きの対応や食事づくりなどをどう分担するかを決めておくと良い。 - 実家やサポート先の確認
→ いざという時に頼れる環境を整備。自治体のサービスも調べておくと安心です↓
よくわかる「子ども・子育て支援新制度」|こども家庭庁
現在感じているメリット
- 子どもの笑顔や成長を日々近くで見られる
- 妻と協力しながら一緒に育児ができる
- 家事スキルが上がり生活全体のバランスが良くなった
- 育児の合間に自分磨きに時間を割くことができる
「長すぎるのでは?」と心配していましたが、実際に過ごしてみると時間は思ったより早く流れています。
「仕事」という時間が無くなったため、自分で時間管理を行う必要があります。
空いた時間では、自分のスキルアップを行ったり、息抜きで外出や趣味のゲームをしたりしています。
大変だと感じること・工夫していること
もちろん楽しいだけではありません。
- 夜間授乳や寝不足で体力的に大変
- 家事分担で意見がぶつかることもある
夜中は2~3時間おきに泣いてしまうので、寝不足が一番きついです。

そこで我が家では以下を工夫しました。
- 夜泣きは交代制で対応
- 家事は「完璧を目指さず7割でOK」のルールを採用
例えば、夜中11時~4時まで4時~9時までなど時間帯で分担しました。
こういった工夫により、ストレスをかなり減らせています。
育休を考えている男性へのアドバイス
- 「収入減」や「キャリアへの影響」は確かに不安。でも一番大切なのは今しかない子どもとの時間。
- 職場へは早めに相談し、誠意をもって準備すれば理解を得られる可能性は高い。
- 後悔しないためには「思い切って長めに取る」ことも選択肢に入れてほしい。
男性の長期間育休は、まだまだ少数派ではありますが、自分の意志を持つことがとても大切です。
「仕事をするための人生じゃない」
と、私は考えています!

まとめ
30歳で育休を1年間取得中の私の実感は、**「長すぎるどころか、むしろちょうどいい」**ということです。
これから育休を考えている男性にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
コメント